akkyです!こんにちは!
「障害者でも公務員になれるのか?」
「障害を持つ者が公務員になるための方法を教えて欲しい」
というような悩みを持つ方もいると思います。
今回は障害者が公務員になるための方法を紹介していきます。
障害者に公務員がおすすめの理由①「働きやすい」
実は、障害者の方は公務員がおすすめの職業と言えます。
それにはいくつかの理由が存在し、そのひとつが「働きやすさ」にあります。
民間企業よりもせかせかしていないためか、全体的に障害者に対して優しい対応をしてくれることから、職場環境が良いイメージがあるようです。
民間企業は利益を追求することに対して、公務員は住民へのサービスの提供が主な目的のため、仕事に対する気持ちの違いが現れているのかもしれません。
もちろん全ての部署がそうであるとは限りませんが、障害者の方が配属される部署は配慮がされている可能性が高いのです。
様々な意見がある
情報サイトなどを見ると、「公務員は障害者に対して理解がない」、「障害者に冷たい」、「障害者は公務員に向いていない」などの書き込みを見ることがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
人によって考え方や捉え方は異なりますが、障害者の方に対して優しく接してくれる公務員は大勢います。
一概に言うことはできませんが、これも障害者の方が仲間にいることが普通の部署は、配慮がされていることが多いです。
働きやすい職場
障害者の働き方は様々ですが、公務員も選択肢のひとつではないでしょうか。
確かに民間企業の中にも働きやすい職場はありますが、公務員の職場の方が働きやすいと感じれば、障害者が公務員を目指すことはとても良いことだと思います。
公務員を希望する障害者の方は、公務員試験に挑戦してみることをおすすめします。
障害者に公務員がおすすめの理由②「給料が多い」
障害者の方の中には、既に公務員を志望している方もいるでしょう。
公務員になるのが良い理由のひとつに、給料の面が挙げられます。
最近の傾向では、公務員は民間企業よりも給料が高いことがメリットと言われ、安定性もあることが、魅力的な面でもあります。
障害者の方は特定の作業で働いている方も大勢いますが、そんな作業所と比べて、より多くの給料をもらえるのも公務員です。
給料は作業所にもよる
障害者は様々な作業所で働いていますが、中には給料がかなり少ないところもあるようです。
例えば、毎月10万円以下のところもあるようですので、そういう方は職業として公務員を選択するのはいいかもしれません。
公務員であれば、一定の給料がきちんと保証されています。
国家公務員の障害者選考試験の受検案内を見ると、採用当初にもらえる給料は15万円前後の場合が多いようです。
障害者の方にとって、給料の面に関してはとても重要と言えるため、公務員はおすすめできる仕事です。
国家公務員試験の給料の実際(採用当初)
- 採用当初の額は148,600 円行「政職俸給表(一)1級の場合」
- 高等学校卒業後に30 歳で採用された場合は、16.4~21.9 万円
- 行政職俸給表(一)1 級の俸給月額は最高で247,600円
障害者に公務員がおすすめの理由③「福利厚生」
障害者に公務員を選んでもらいたい理由として最も重要なのが、福利厚生がしっかりしている点です。
民間企業と比べて、公務員は福利厚生が充実しているのが特徴だからです。
様々なものがありますが、例えば年次有給休暇は初年度から20日間与えられます。
民間企業の有給休暇は10日程度
民間企業へ就職した経験がある方は解かると思いますが、一般企業の有給休暇は、初年度から20日もらえることはありません。
もちろん各企業によって異なりますが、一般的には半年間働いて、やっと10日間の有給が与えられるところが多いようです。
公務員は有給休暇ひとつを見ても、このようにかなり優遇されているのが特徴です。
初日に勤務した日から、いきなり20日間の有給を使えることになります。
その他の福利厚生
公務員の福利厚生ですが、その他にも、病気休暇や特別休暇、介護休暇などがあります。
特別休暇というと、「夏季」、「結婚」、「出産」、「忌引」、「ボランティア」など、民間企業と比べて優遇されているものが多く見られるのが特徴です。
障害者の方が公務員になるには
障害者の方に公務員がおすすめできる理由はいくつもありますが、どんなに魅力があっても、公務員になれなければ意味がありません。
公務員になるためには、まずその理由をはっきりさせることが大切です。
どのような企業も同じことが言えますが、その仕事をする理由が明確でなければ、就職することはできません。
公務員になるときに注意すること
- 公務員になる目的をはっきりさせる
- 倍率が高い
- 試験対策をしっかり行う
目的意識を持ちましょう
障害者の方が公務員になるために、目的意識をしっかり持つことが大切です。
どうして公務員になりたいのか、まずはその目的を見つけてください。
基本的には、働きやすさや給料、福利厚生などが働く理由になるかと思いますが、自分は「公務員になって何をしたいのか」を決めておくと、就職自体がしやすくなるだけでなく、仕事も続けやすくなるからです。
公務員試験の倍率が高い
障害者の方が公務員になるときに注意してもらいたいこととして、忘れてはいけないのが倍率に関してです。
どんなに公務員になりたいと思っていても試験に受からなければ、どうしようもありません。
元々、公務員試験は倍率が高いことで知られていますが、それは障害者向けの試験も同じことが言えます。
試験の内容にもよりますが、競争率が10倍以上になることも珍しくはありません。
公務員試験の倍率について
2019(令和元)年度までに実施された主な国家公務員試験の実質倍率(受験者数÷合格者数)
健常者にも人気
公務員という仕事は、障害者はもちろん、健常者にとっても魅力の多い職種でもあるのです。
とても人気の職業であるからこそ、障害者の方の中にも憧れる人が多いのではないかと思います。
「公務員を目指そう」と思う気持ちは、誰でも同じだということです。
そして多くの障害者が応募した結果、競争率が10倍を超える難関の試験になっているのです。
公務員試験の対策をしっかり行う
障害者の方が公務員になるためには、やはり公務員試験の対策をしっかり行うことが大切です。
公務員試験は毎年行われることが多いので、初めての方は過去問などを解いてみるものもいいと思います。
予備校や通信講座の活用
国家公務員の障害者向け試験では、高校や短大卒の公務員試験と同程度の筆記試験が課されます。
そういったこともあり、試験対策として予備校に通ったり、通信講座を利用したりするのも良いかと思います。
公務員試験は一筋縄ではいきませんので、勉強をしっかり進めておくことが大切です。
専門学校での勉強
人によって勉強の仕方は異なりますが、現在公務員として仕事をとしている方の多くは、予備校や通信講座を利用して試験に合格しています。
そのためこれからスタートする障害者の方は、そのいずれかの方法も選択肢に入れることをおすすめします。
もちろん独学という方法もありますが、独学はデメリットも少なくありません。
費用が掛からないといったメリットはありますが、情報やモチベーションの維持といった面で見劣りすることが多いようです。
独学のデメリット
- 孤独に陥りやすい
- モチベーションの維持が難しい
- 同じ目的を持つ仲間がいない
- 情報を自分で集める必要がある
専門学校での勉強
独学はお金があまり掛からないのがメリットですが、一方で専門学校や通信講座は、ある程度の費用が必要になります。
もちろん必要な教科が少なければ、その分受講する費用も安く済ませられます。
大卒程度の試験の場合は30万円以上の予備校の費用が必要ですが、高卒や短大卒程度であれば、15万円前後で済むことが多くなるようです。
公務員試験の概要
実際の公務員試験の内容について知っておくことも重要です。
公務員試験とは
公務員試験は、公務員としての任用に適格と認められる候補者を選抜する目的で国や地方公共団体が実施する試験である。
1次選考と2次選考
- 解答題数 30題
- 知能分野 15題(文章理解、課題処理、数的処理、資料解釈)
- 知識分野 15題(自然科学、人文科学、社会科学)
- 作文試験「文章による表現力、課題に対する理解力などについての筆記試験」
公務員試験は面接も重要
公務員試験には様々な筆記試験がありますが、それだけではありません。
筆記試験よりも重要と言えるのが、面接試験です。
どんなに筆記試験の結果が良かったとしても、面接の印象が悪ければ、最終的に試験に落ちることもあるからです。
面接試験は、公務員試験の1次選考を無事にパスした後に行われる、2次選考に該当します。
面接も大切な試験
現時点では、公務員試験の倍率はとても高いのが特徴です。
実際に受ける職種にもよって変わってきますが、10倍を超えるものが多く、かなり狭き門になっているのが現状です。
そのため筆記試験の対策はもちろん、面接の対策もしっかり行う必要があります。
特に障害者の方は、面接官に好印象を与えることが、合格の秘訣と言ってもいいでしょう。
面接をしっかり行えば、合格は後からついてきます。
実績を作ることが大切
面接では自分のことを、しっかりアピールすることが大切です。
そのときに役立つのが民間での就労経験になります。
作業所などの障害者雇用施設はもちろん、民間での就労経験がある方は、その点もしっかり面接でアピールすると良いでしょう。
就労実績は採用面接では重要なポイントになりますが、それは公務員でも同じです。
面接対策をしっかり行い、公務員試験を突破しましょう。
まとめ
障害者が公務員になるための方法としては
- 障害者の方に公務員がおすすめの理由
- 障害者の方が公務員になるには
- 公務員試験の概要について
以上を参考に挑戦していくことが大切です。
公務員試験は競争率が高いので、事前にしっかり対策を立てることが大切です。
皆さんの健闘をお祈りしています。