今回はうつ病の診断を受けた方が障害者枠で就職するための方法をお伝えしたいと思います。
うつ病での転職活動では、お金や気持ちの面、周囲の人からの目など心配な点は多くあります。 併せて本当に就職できるのか?今の活動の方向性で間違っていないのか?など不安な気持ちと常に付き合いながら就職活動をしていくことになります。
当時はネットでの情報も少なく、まず何から始めたらいいのか?具体的にどんなことをしたらしいのか途方に暮れていました。
そんな時に、私が出会ったのが「就労移行支援」でした。
就労移行支援では、独自の就職ノウハウによってうつ病の求職者の障害者枠での就職をサポートする体制がしっかり整っています。 またこれまでの就職実績なども踏まえて様々な方のうつ病の症状に対応できる専門のスタッフもいるのであなたの就職をしっかりとサポートしてくれます。
今回の記事ではそんな就労移行支援を利用して、うつ病の求職者が障害者枠で就職するための方法を3つお伝えします。
うつ病でも大丈夫。自分の強みを活かして就職しよう。
就労移行支援では、履歴書、職務経歴書などの書類作成をサポートしてくれます。
その際に自己分析についても、二人三脚で行うことができます。
一人で悩まない
就職活動中に、自分の欠点や苦手な部分に目が行きがちになることってありませんか?
私自身もうつ病での転職活動中は
「どうせ自分なんて・・・」
「強みや長所なんか見つからない」
「自分は社会の役に立てない」
などネガティブな思考に陥りがちでした。
でも就労移行支援を利用すれば、利用者一人ずつに担当のスタッフがついて面談しながら書類作成などをサポートしてくれるので、自分一人で自己分析などを行うのではなく、スタッフからの客観的な視点でのサポートを受けながら就職活動を進めることができます。
障害者枠での就職では、自分が仕事で担当できる範囲をスタッフの方と明確にする必要があります。
この点についてもスタッフの方と話しながら決められるので、本当の意味での無理のない就職を実現できます。
気になった企業を職場体験!まずはインターンを通して企業との相性をみよう。
就職活動をしていて、職場体験ができたらいいなと思うことってありませんか?
私も応募企業が本当に自分のニーズと合うのか・・・と悩むこともありました。
就労移行支援ではそんな方のために、企業実習やインターンシッププログラムが用意されています。
実践の場で自分をアピール
企業実習では、これまでの通所で培ったPCスキルやビジネススキルを活かして就労体験をすることができます。
もちろん、就労移行支援の事業所との連携体制がしっかりあるので、あなたの体調やできる範囲の仕事を任せてもらえます。
だから無理なく実際の業務を通して企業を知ることができるのです。
そして企業によってはそのまま面接を受けて、採用につながるパターンもあります。
これなら実際に働いたことのある企業に就職できるので、就職後も安心して働くことができますね。
施設によって企業実習の仕組みなども変わるので、まずは問い合わせをしてみることをオススメします。
就職した後を具体的にイメージ。長期的視点で活動できる「定着支援」。
就労移行支援のシステムの1つに「定着支援」というものがあります。
「定着支援」とは就労移行の利用者が、就職先の企業で長く安定して働けるようにするためのサービスのことです。
定着支援では、ご本人へのサポートはもちろんのこと、人事担当者や上司、同僚の方々とも連携をとり、お互いが働きやすい職場環境を目指すというものです。
新しい職場での不安も相談できる
やはり転職直後は慣れない仕事も多いものです。
私も転職直後に小さなミスをしてしまい「本当にこの職場で良かったのだろうか・・・」と悩むことがありました。
その中で様々な不安な気持ちが湧き上がってくることもあります。
「長く務めることができるのか?」
「また辞めてしまわないか?」
「職場の人と人間関係をうまく築けるだろうか?」
このように不安が出てきてしまうこともあります。
また業務の中で、会社に対して直接言いにくい。でもこれは気になっている。そんなこともあると思います。
そんな時でも、支援員の方があなたに変わって、企業や職場の上長の方とやりとりしてくれるので安心して就労することができます。
私も、OBとして自分が通っていた施設に行き、利用者の方や支援員の方と話して不安が解消した経験があります。
このように就職の前から、就職して実際に働き出した後まで、あなたの働きやすい環境のためのサポートを包括的に行っているのが定着支援の特徴なのです。
就職活動を一人でするのはもうやめよう。サポートの力で無理のない就職。
いかがでしたでしょうか?
障害者枠での就職ということを聞くと、特別な印象を抱く方もいると思います。
一人でいろんな企業に行ったり、やることも多く、焦りだけが募る。
そんな状況の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも就労移行支援を利用すれば、上記に書いたようなメリットを受けながら、障害者枠で無理のないあなたらしい就労に向かって進むことができます。
もう無理して、一人で就職活動をする必要はないのです。
自分の力や個性を発揮できる職場を見つけるためにあなたも就労移行支援を利用してみてください。