【医療転職】現役12年の歯科技工士が仕事の現状を説明!!

「職業/年齢」

歯科技工士

「勤めて何年?」

12年になります。

「給料について(総支給、手取り、賞与など)」

総支給額25万円 手取り21万円 ボーナス年2回各基本給2か月分(25万)の給料を頂いています。

「歯科技工士についたきっかけ」

他の資格に比べると、国家資格がとりやすく受験しました。結果、資格取得に合格し、今に至ります。

「歯科技工士になるにはI必要な資格」

2年制専門学校を出て国家試験に合格することです。 

「仕事内容」

技工物製作。差し歯、入れ歯(義歯)強制器具、模型、マウスピースなど。

「仕事のやりがい」

やりがいはやはり、患者様が喜んでくれたことを歯科医師に聞いた時ですね。

口腔内の健康は最大の長生きの秘訣なので、困っていた患者さまの声が私の技術向上や勉強意欲につながり、成長の天井がないところです。

「仕事の大変なところ」

やはりうまく患者様や歯科医師の希望に合った人工歯の色が出せなかったりしてクレームにつながることです。

技工の仕事は半分はクレームから始まるようなものだと考えています。

機械的に患者様の技工物を製作していては、百人十色の患者様に合う技工物は作ることが出来ません。

こんな時にチャンスととらえて時間をかけて試行錯誤を繰り返していると、残業が月に80時間になってしまいます。

休日の出勤はもちろん家族との時間もほとんどありません。

食生活も良くないものになってしまうので、実は虫歯などの口腔内の悩みが尽きない医者の不養生状態になってしまいます。

それから、営業をこの環境でしなければなりません。

その営業先は、歯科医院を何百件、歯科技工材料業界、他にも、大学や展示会のようなイベントには全国各地にいって飛び回らければいけません。

こんな環境では離職率も高く、せっかく技術的に育ってきた若い技工士が営業を始めてすぐに「こんなはずじゃなかった」とやめてしまうことがとても多いのです。

黙々と作業をしたいと入社してきた技工士は反発し、仕事を選んでいうことを聞かないばかりか、会社の文句ばかり言ってしまうなど困っている経営者の声が多数です。

私の勤めている技工所も新卒採用を4人して、残ったのはたった1人という状況がここ10年は続いています。

12年間でもう何人の若い技工士が辞めていったか分かりません。

このことから、やはり上司が言う「根性がないと続かない」が当てはまるのかもしれません。

しかし、どうしても若い人の周りでこんなにも残業をし技術のため寝る間を惜しんで仕事に取り組む人がいない時代になったのだと痛感しています。

そのためにも私の会社だけでも、いち早くこの職場環境を整えなければと日々考えています。

「こんな人は向いているかも」

コミュニケーション能力に問題があるから(人見知り)この仕事を選んだ私ですが、とにかく営業をしなければいけません。

歯科医師との関係作りはもちろん、材料業者との連携と信頼関係を作らなければ新しい材料を優先的に、教えてもらったり仕入れてもらったりすることが出来ないのです。

いくら腕が良くても、話すことや最低限の社会人としてのマナーがないと難しい職業です。

さらに、独立を目指して資格を取得した人が多い業種なので、小さな技工所も多く存在します。

いざ、独立すると思った時の人脈の無さから断念する。もしくは、開業後すぐに廃業なんてことになってしまいます。

大きな技工所では、コミュニケーション能力がないような人たちが多く、人間関係に悩んでうつ病を発症する人もたくさん見てきました。

その中で自分をしっかりもって、協調性を大事にし会社のためを思えるような方が残れる会社組織です。

その他、向上心が人一倍高い方が生き残れるでしょう。

「仕事の将来性」

この業界は日本の少子高齢化をさらに高齢化に進めて人口をこれ以上減らさない。

そんな職業だと思っています。

口腔内が健康もしくは歯を失ってしまっても機能していることが長寿の条件だと考えています。

このことから、技工の仕事はこれからの日本に必要不可欠です。

近年は、男性ばかりだった職場環境でしたが、女性の技工士も増え新しいアイディアを取り入れることのできる業界になっています。

本当に最近までは男性社会で「どうせ女性技工士は結婚出産のタイミングで辞めてしまう。他にも根性がないから辞める」などと言われ女性は活躍できない環境です。

いざ夢を見て専門学校に入学、卒業し国家試験を突破しても就職先がなかったなんてことも多くありました。

今の課題は職場環境を整備することを最優先だと感じていますが、まだまだ、「技術がないものは仕事が遅く残業なんて付けられない」という世界です。

この昔ながらの環境が改善されなければ、とてつもなく多い離職率を下げることは不可能に近いです。

この問題を、解決するために一部の政治家が活動してくれています。

そこには、歯科医師が取得する多くの技工料を技工所にももう少し回して職場環境の向上、給与の安定など問題解決に向けて頑張ってくれています。

これから先、この業界が反映して素晴らしい数多くの技工士が生まれてくれることを願っています。

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