仕事のできない元公務員が40代で介護士に転職して人生大成功した実話

 

私は以前介護施設に約10年勤めていたのですが、その間、様々な業種から介護の世界に転職してくる人を見てきました。

中には先輩介護員や介護の仕事に上手く馴染んだ人もいますし、反対に入社して理由も告げないままあっという間に辞めてしまった人もいました。

そこで今回は、介護の世界に転職してきた元公務員の40代男性の話しをしたいと思います!

■ 安定した公務員の生活を捨ててなぜ介護の世界に転職してきたのか


公務員って私の中では頭の良いエリートがなるもので、給料もボーナスもいいし、一生安泰だし、そりゃ公務員ったって様々ありますし仕事ですから辛い事の一つや二つあると思いますが、まず辞めようと言う選択肢は浮かばないし、仮に100歩譲って公務員を辞めたとしても給料は安いし、汚れるような仕事もするし、介護の業界に転職しようなんて普通は思わないと思うんです。(あくまでも私個人の意見です)

それでもその元公務員の40代男性は私の勤めていた介護施設にやってきました。

私は介護主任と言う立場だったので、必然的に仕事を教える係だったのですが、どーしても何故安定した公務員と言う道を捨ててわざわざ介護の世界に転職してきたのか気になって仕方がありませんでした。

公務員って言っても色々ありますが、だってその40代男性は私の勤めていた介護施設に来るまでは学校の先生だったんですから。

公務員ってだけでも辞めるイメージが無いのにましてや学校の先生が辞めるなんて考えたこともありません。

もちろんその情報をおばちゃん介護士たちが見逃すはずもなく陰でコソコソと「きっとなんか悪い事したんじゃないのぉ?今って女の子に手を出す先生多いじゃない」なんて心無い陰口も始まる始末。(もちろん注意しました)

ですが入社から数日たった昼休みに男性は自分から理由を話してくれました。

「先生と言う職業に不満はなかったんですが、父親が認知症になってしまって、どうしたら良いのかわからず、介護の勉強をしようと思って思い切って転職してみました」

と言う理由でした。

って思い切りすぎ!!

とみんなから総ツッコミを受ける男性でしたが、男性はさすが元教師と言うだけあって知識の飲み込みが早く、家で父親を介護したいと言う明確な目標もあることから移乗介助や入浴介助などの基本を順調に覚えていきました


■ 先生だった経験を生かして利用者さんの人気者に


そんな思い切りの良すぎる元公務員(先生)の40代男性は、順調に仕事も覚えていき、他の介護員や利用者さんからも親しみをこめて「先生」と呼ばれ、どんどん介護の世界に馴染んでいきました。

特にレクレーションの時間が利用者さんから好評でした。

何故なら、元教師と言うだけあって教えたり説明するのが上手かったからです!

レクレーションで何か物を作るにしろ、ゲームをやるにしろ、とにかく説明が丁寧で上手い!

施設には様々な性格や介護度の利用者さんがいますが、中にはレクレーションの内容がなかなか理解できず、一緒にいるけどイスに座っているだけの人とか、「そんな子供みたいな遊びできるか!」と言って毎回レクの時間は居室で休んでいる人もいるのですが、その男性がレクレーションの担当の時は、寝たきりの人を除けばほとんどの利用者さんが参加するくらいの人気ぶりでした!

異業種から介護職に転職してきた場合、この男性のように前職で培った技術やノウハウを生かせるか否かが長続きするコツだと思います!

介護の仕事は専門職ですし難しく感じるかもしれませんが、とても簡単に広く言ってしまえば、人の生活をサポートする仕事です。

生活のサポートと考えれば、前職がどんな職業であれ必ず培った知識や技術をどこかで生かす場面が出てきます!


■ 先生だった経験を生かして先輩介護員に勉強を教える


元公務員(先生)だった経験を生かして利用者さんからの厚い信頼を得た40代男性は、介護員の間でも先生だった経験を生かして信頼を獲得していきます。

勿論、介護の基本は覚えましたが技術とかテクニックの面では流石にまだまだ先輩介護員の足元にも及びません。

では、どうやって信頼を獲得したかと言うと。

介護福祉士試験の勉強を教える(手伝う)事で信頼を獲得したんです!

この時はまだ入社して数カ月の頃だったので介護福祉士の勉強をする事なんて普通はまずありません。

ですがその男性は介護福祉士試験が控えている介護員が昼休みや夜勤の仮眠の時間などに本を貸してもらって勉強していたんですね。

そして、試験を控えている介護員よりも覚えてしまって、最終的には勉強を教えてあげたり、問題を出すなどの手伝いをしてあげるようになったんです。

ここでもレクの時と同様に施設にあるホワイトボードを使ったりなどしてとにかく教え方がわかりやすく丁寧!

他の職員からは私がいる前で「主任より頼りになるねぇ!」なんて言われてました(泣)

その時は三人介護福祉士試験を受験したのですが、見事全員合格!

このようにして前職の経験を上手に生かして利用者さんや介護員と上手く馴染んでいった元公務員(先生)の40代男性ですが、私が会社を辞めた現在も介護福祉士として活躍しています!


■ 介護の世界に転職してきた元公務員40代男性の話のまとめ!

いかがだったでしょうか!

異業種から介護の世界に転職するという事はとても勇気のいる事だと思いますし、今回紹介した男性のように先生から介護に転職すると言うのはとてもレアなケースでもありますが、上手く前職の知識や技術を生かして介護業界への転職が成功した例のお話しでした!

勿論、この男性のように元公務員、元教師だったからと言って誰もが上手くいくのかと言うとそうではありません。

常に謙虚な気持ちを持ち、利用者さんの事を考え、新たな知識を真摯に学ぼうとする姿勢があったからこその成功例です。

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